
コンビニのドリンクコーナーで、エナジードリンクと栄養ドリンクが隣同士に並んでいるのを見て、「この2つって何が違うんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
正直なところ、私はこれまで深く考えたことがありませんでした。
「なんとなく疲れているから飲む」「眠いからとりあえず買う」――そんな感覚で選んでいたのです。
けれど、調べてみると、この2つは見た目が似ているだけで、法的な分類も目的もまったく違う飲み物でした。
しかも、目的に合わないものを選んでしまうと、期待した効果を感じられないばかりか、カフェインの摂りすぎなどで体調に影響が出ることもあります。
この記事では、エナジードリンクと栄養ドリンクの違いを、分類・成分・効果・選び方までわかりやすく解説します。
コンビニで迷わなくなる知識を、ぜひ身につけてください。
エナジードリンクと栄養ドリンクの最大の違いは「分類」
まず最も大きな違いは、法律上の扱いです。
栄養ドリンクは「医薬品」または「医薬部外品」
栄養ドリンクは、
医薬品または医薬部外品として販売されています。
そのため、
・疲労回復
・体力の維持・改善
・栄養補給
といった効果を表示することが認められています。
つまり、**体の回復を目的とした“機能性のあるドリンク”**です。
ドラッグストアでよく見かける小瓶タイプのドリンクが代表例です。
エナジードリンクは「清涼飲料水(食品)」
一方、エナジードリンクは食品に分類されます。
あくまで清涼飲料水の一種であり、
・疲労回復
・治療効果
といった医療的な効果を表示することはできません。
目的としては、
眠気覚ましや気分転換など、覚醒・刺激を与える嗜好飲料です。
コンビニで販売されている缶タイプのドリンクの多くがこれに該当します。
栄養ドリンクに多く含まれる成分
栄養ドリンクには、体の回復や代謝を助ける成分がバランスよく含まれています。
代表的な成分は以下の通りです。
タウリン
エネルギー代謝を助け、疲労回復をサポートします。
肝臓の働きを助ける作用もあります。
ビタミンB群
糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変えるのに欠かせない栄養素です。
不足すると疲れやすくなります。
アミノ酸(アルギニンなど)
筋肉の回復やエネルギー生成を助けます。
カフェイン(含まれない製品もある)
眠気を軽減し、集中力を高めます。
これらは疲れた体を内側から回復させるための成分です。
エナジードリンクに多く含まれる成分
エナジードリンクの中心となるのは、覚醒作用を持つ成分です。
カフェイン
眠気を抑え、集中力を高めます。
コーヒー1~2杯分以上含まれる場合もあります。
ガラナ
カフェインを含む植物成分で、持続的な覚醒作用があります。
グルクロノラクトン
エネルギー代謝に関わる成分とされています。
糖分
即効性のあるエネルギー源になります。
エナジードリンクは、回復というより「一時的に元気を出す」ための飲み物と言えます。
目的別に見る正しい選び方
どちらを選ぶべきかは、「何のために飲むのか」で決まります。
本当に疲れているとき → 栄養ドリンク
・仕事が続いて体がだるい
・寝不足で体力が落ちている
・風邪気味で元気が出ない
こうしたときは、栄養ドリンクの方が適しています。
体の回復に必要な栄養素を補給できます。
眠気を覚ましたいとき → エナジードリンク
・仕事中に眠くなった
・勉強に集中したい
・運転前に眠気を防ぎたい
この場合はエナジードリンクが効果的です。
カフェインによる覚醒作用が期待できます。
効果を高める飲むタイミング
栄養ドリンク
おすすめのタイミング:
・朝起きたとき
・疲れを感じたとき
・食後
栄養の吸収が良くなります。
※カフェイン入りは就寝前を避けましょう。
エナジードリンク
おすすめのタイミング:
・仕事や勉強の前
・運転前
・集中したい30分前
カフェインは摂取後30分ほどで効果が出始めます。
海外のエナジードリンクは日本より強い場合もある
海外製品は、日本のものより
・容量が大きい
・カフェイン量が多い
・糖分が多い
傾向があります。
同じブランドでも国によって成分が違うことがあるため注意が必要です。
知らずに飲むより、目的に合わせて選ぶことが大切
これまで私は、「疲れたらとりあえずエナジードリンク」という選び方をしていました。
でも実際には、
体を回復させたい → 栄養ドリンク
眠気を覚ましたい → エナジードリンク
と使い分けるのが正しいのです。
違いを知るだけで、ドリンクの効果をより実感できるようになります。
まとめ
エナジードリンクと栄養ドリンクは似ているようで、目的も役割も異なります。
栄養ドリンク
・医薬品または医薬部外品
・疲労回復や栄養補給が目的
エナジードリンク
・清涼飲料水
・眠気覚ましや集中力向上が目的
なんとなく選ぶのではなく、
「今の自分に必要なのは回復か、それとも覚醒か」を考えて選ぶことが大切です。
次にコンビニやドラックストアでドリンクを手に取るとき、きっと迷わなくなるはずです。


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