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やる気とモチベーションの違いとは?(前編)

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暮らし
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「やらなきゃいけないのは分かっている。でも、どうしてもやる気が出ない」

そんな日、ありませんか?

仕事から帰ったら勉強しようと思っていたのに、気づけばスマホを見ながら時間が過ぎていた。

ブログを書こうとパソコンを開いたのに、YouTubeを見たりネットニュースを読んだりしている。

「今日は運動するぞ」と朝は思っていたのに、夜になるとソファから動けない。

そして寝る前になって、

「今日もできなかったな……」

と少し落ち込む。

こんなときによく使うのが、

「やる気が出ない」

「モチベーションが上がらない」

という言葉です。

日常会話では、やる気とモチベーションはほぼ同じ意味で使われています。

実際、

「最近仕事のやる気がなくて」

と言っても、

「最近仕事のモチベーションがなくて」

と言っても、だいたい同じ意味で伝わります。

しかし、少し深く掘り下げると、この2つは完全に同じものではありません。

簡単にまとめると、

やる気は「今、やりたいか」という心理状態。

モチベーションは「なぜそれをやるのか」という行動の理由や、行動を始めて続ける心理的な働き。

この違いを知ると、

「今日はやる気がない」

というだけで、

「自分は意志が弱い」

「本気でやりたいわけじゃないのかな」

「向いていないのかも」

と、自分を責めなくて済むようになります。

やる気が出ないことと、目標を諦めることは同じではありません。

この記事では、やる気とモチベーションの違いを、仕事・勉強・ダイエットなど身近な例を交えながら分かりやすく紹介します。

「モチベーションが続かない」

「やる気のある人がうらやましい」

「自分は何をやっても長続きしない」

そんな悩みがある人も、ぜひ最後まで読んでみてください。

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やる気とモチベーションの違いを簡単に説明すると?

まず、2つの違いをざっくり整理してみましょう。

やる気モチベーション
意味今やろうとする気持ち行動を生み出す
方向づけ
続ける動機
イメージ「よし、やろう」「なぜ、やるのか」
特徴日によって変わりやすい目標・価値観・欲求等が
関係する。
例え「今日は勉強する気になれない」「転職したいから、資格を取ろう」
日常での使用気分や意欲を表すことが多い行動する理由まで含めて使用される

普段の会話なら、そこまで厳密に使い分ける必要はありません。

ただ、自分の状態を理解するときには違いを知っておくと役立ちます。

なぜなら、

やる気が下がっているだけなのに、「自分にはモチベーションがない」と勘違いしてしまうことがあるからです。

やる気とは「その日の気持ち」に近いもの

「今日は仕事ができそう」

「今日は勉強する気になれない」

「なぜか今日は掃除したい」

私たちが普段使う「やる気」は、そのときの心理状態を表すことが多いですよね。

そして、やる気には波があります。

昨日の夜は、

「明日は朝6時に起きて勉強しよう!」

と本気で思っていた。

ところが翌朝。

目覚ましが鳴った瞬間、

「今日はいいか……」

と止めてしまう。

こんな経験がある人もいるでしょう。私もそうです。

昨日の自分は嘘をついていたわけではありません。

昨日は本当にやる気があった。

でも今日はない。

ただそれだけです。

人間の状態は毎日同じではありません。

睡眠時間

疲労

仕事の忙しさ

人間関係

体調

気分

こうしたものによって、集中力も意欲も変わります。

仕事で嫌なことがあった日に、

「帰宅後3時間勉強しよう」

と思っても難しいことがあります。

睡眠不足の日に、

「今日は集中できない。自分は怠け者だ」

と思う必要もありません。

単純に脳も体も疲れているだけかもしれません。

モチベーションとは「なぜやるのか」まで含む

では、モチベーションとは何でしょうか。

モチベーションは、「頑張りたい」という気持ちだけではありません。

人が行動を始めたり、その方向へ進んだり続けたりする背景にあるものです。

たとえば、資格試験に向けて勉強している人を想像してください。

仕事から帰宅したのは夜8時。

夕食を食べて、お風呂に入ったらもう9時半。

参考書を見ながら、

「今日は勉強したくないな」

と思っています。

この人の「やる気」は低い状態です。

でも、

「資格を取って転職したい」

「今より収入を上げたい」

「やりたい仕事に挑戦したい」

という目的まで消えたわけではありません。

つまり、

やる気は低くても、モチベーションは残っている

という状態です。

ここが、両者の大きな違いです。

「やる気がない=モチベーションがない」ではない

やる気とモチベーションを同じものだと思っていると、こんな思考になりやすくなります。

「今日はやる気がない」

「自分にはモチベーションがない」

「本気じゃない」

「自分には向いていない」

でも、ちょっと待ってください。

本当にそうでしょうか。

会社員なら、

「今日は会社に行きたくない」

と思う日があるでしょう。

それでも出勤します。

なぜか。

生活費が必要。

家族との暮らしを守りたい。

仕事を続けたい。

キャリアを積みたい。

その人なりの理由があるからです。

出勤する「やる気」は低い。

でも出勤する理由はある。

この状態も普通に成立します。

勉強でも、

「今日は参考書を開きたくない」

と思いながら、

「試験には受かりたい」

と思うことがあります。

ダイエットでも、

「今日は運動したくない」

と思いながら、

「痩せたい」

という気持ちは残っている。

つまり、

今日の気持ちと長期的な目標は別物です。

ここを分けて考えられるようになると、自分を必要以上に責めなくなります。

モチベーション=テンションの高さではない

「モチベーションが高い人」と聞くと、どんな人を想像しますか?

朝から元気いっぱい。

目標に向かってバリバリ行動。

毎日、

「今日も頑張るぞ!」

と前向き。

そんな人物像を思い浮かべるかもしれません。

でも、モチベーションはテンションの高さではありません。

たとえば、

「怒られたくないから宿題をする」

「失敗したくないから挑戦しない」

「お金が必要だから働く」

「楽しいからゲームをする」

「将来のために勉強する」

これらには、それぞれ行動の理由があります。

つまり、

モチベーションを見るときに大事なのは「元気かどうか」ではなく、「何がその人を動かしているのか」です。

毎日楽しそうに行動していなくても、目的を持って淡々と続ける人もいます。

むしろ長く続けている人ほど、

「今日は面倒だな」

という日を経験しているでしょう。

モチベーションには「内発的」と「外発的」がある

モチベーションを理解するときによく登場するのが、

内発的動機づけ外発的動機づけという言葉があります。

言葉だけ見ると難しそうですが、内容はそれほど複雑ではありません。

内発的動機づけ

内発的動機づけとは、その行動自体に楽しさや面白さを感じている状態です。

たとえば、

「文章を書くのが好きだからブログを書く」

「知らないことを知るのが楽しいから勉強する」

「絵を描いている時間が好き」

「プログラミングそのものが面白い」

こうしたケースです。

誰かに褒められなくてもやる。

お金がもらえなくてもやる。

行動そのものに価値を感じています。

外発的動機づけ

外発的動機づけは、その行動の先に別の目的がある状態です。

「試験に合格するために勉強する」

「給料を得るために働く」

「褒められたいから頑張る」

「痩せて好きな服を着るために運動する」

といったものです。

現実には、この2つが混ざっていることも多いですよね。

ブログなら、

「文章を書くのが好き」

という気持ちと、

「収益を得たい」

という気持ちが同時にあっても何もおかしくありません。

仕事でも、

「仕事そのものが好き」

「生活費を稼ぎたい」

の両方が存在します。

人が行動する理由は、ひとつではないのです。

やる気が高くても続かないことがある

ここも大事です。

やる気が高いからといって、必ず続くわけではありません。

新しいことを始めたときを思い出してみてください。

「今年こそダイエットする!」

「毎日英語を勉強する!」

「ブログを毎日更新する!」

始めた直後はやる気があります。

新しいノートを買う。

ウェアを買う。

参考書を買う。

環境を整える。

この時期は楽しいんですよね。

「今回は続きそう」

と本気で思います。

でも、1週間、2週間、1か月。

少しずつ最初のワクワクは薄れていきます。

そこで何が残るのか。

「なぜ自分はこれを続けたいのか」です。

だから、長期的に続けたいことほど、やる気だけに頼らないほうがいいのです。

仕事で「モチベーションが上がらない」とき

仕事ではよく、

「最近モチベーションが上がらない」

と言いますよね。

でも、この言葉だけでは原因が分かりません。

仕事そのものが嫌なのか。

忙しすぎるのか。

評価されないのか。

人間関係に疲れているのか。

成長を感じられないのか。

仕事の目的を見失っているのか。

原因によって必要な対応は全く違います。

たとえば残業が続き、睡眠時間も短い。

そんな人に、

「もっとモチベーションを上げよう!」

と言っても逆効果でしょう。

必要なのは休息です。

一方、

「体力はあるけれど、何のためにこの仕事をしているのか分からない」

という状態なら、自分が仕事に何を求めているのか整理する必要があります。

だから、

「モチベーションがない」

で終わらせないこと。

その奥にある原因を見てみることが大切です。

勉強のやる気が出ないのも普通

勉強は、やる気の波を感じやすいものです。

資格試験

受験

語学

仕事の勉強

最初はやる気があっても、毎日続けていると、

「今日はもう無理」

という日が出てきます。

でも、

「今日は勉強したくない」

という気持ちと、

「試験には合格したい」

という気持ちは両立します。

むしろ普通です。

大切なのは、

「今日のやる気」と「自分の目標」を混ぜないこと。

今日できなかったからといって、目標まで捨てる必要はありません。

ダイエットも同じ

ダイエットを始めた直後は、

「絶対に痩せる!」

とやる気が高くなります。

食事を変える。

運動をする。

毎日体重を測る。

でも数週間すると、少し疲れてきます。

「今日は運動したくない」

「甘いものが食べたい」

「体重が減らない」

そんな日もあるでしょう。

そこで、

「自分にはダイエットは無理」

と決めなくてもいいのです。

本当は、
「健康になりたい」

「好きな服を着たい」

「旅行を楽しめる体力をつけたい」

という目的が残っているかもしれません。

今日は、やる気が低いだけです。

やる気・意欲・モチベーションの違い

似た言葉として「意欲」もあります。

ざっくり分けると、

やる気 「今、やろう」というそのときの気持ち。

意欲 何かをやり遂げようとする意思。

モチベーション 行動を始め、方向づけ、続ける背景や心理的な働き。

普段の生活では、ここまで厳密に使い分ける必要はありません。

でも、自分の状態を整理するときは役立ちます。

特に覚えておきたいのは、

「今日の気分」と「自分が続けたい理由」は別

ということです。

やる気は天気、モチベーションは目的地

やる気とモチベーションの違いを理解するとき、私が分かりやすいと思うのが、

「やる気は天気、モチベーションは目的地」

というイメージです。

天気は毎日変わります。

晴れの日。

曇りの日。

雨の日。

大雨の日。

でも、今日雨が降ったからといって、旅行の目的地まで消えるわけではありません。

晴れている日はたくさん歩く。

雨の日は傘をさして少し進む。

大雨ならホテルで休む。

そして天気が回復したら、再び歩けばいい。

やる気も同じです。

毎日晴れている必要はありません。

まとめ|やる気がない日と、目標を諦めることは別

ここまで、やる気とモチベーションの違いについて見てきました。

改めて整理すると、

やる気は「今、やりたいか」という心理状態。

モチベーションは「なぜそれをやるのか」という行動の理由。

だから、

「今日はやる気がない」

というだけで、

「自分はダメ」

「意志が弱い」

「向いていない」

と決めなくて大丈夫です。

今日は疲れているだけかもしれません。

気持ちが落ちているだけかもしれません。

やる気は天気のように変わります。

でも、目的地まで毎日変える必要はありません。

では、雨の日にはどう歩けばいいのでしょうか。

やる気が出ない日は休むべきなのか。

少しでも行動したほうがいいのか。

そもそも「やる気が出るまで待つ」という考え方は正しいのでしょうか。

後編では、やる気に頼らず物事を続けるための具体的な方法を紹介します。

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